Harunoumi さんの銀のフルートのためのケース。ひとつめ。
実はひと月ほど前にデザインを決め描き始めていたのだが、ちょっとした腕のトラブルで中止していた。はれや熱はしばらくしてとれたがいまだに・・・・痒さがしつこくぶり返す。渋谷の歩道で何かの虫に刺されtのだ。
都会の真ん中で…今まで山や庭でもたいした虫さされもなかったのに・・・。
二つのケースは元は黒の革製。一つは新しいが一つは少し擦れたところもあったので思い切って全体を塗った。
すべてお任せ・・とのことだったので、銀のフルートに合うかと思いパールホワイトの絵の具を使っている。このリボンの色合いが気に入っているのでこの色合いと、じっさいにこのリボンを下側に張ろうかとも思う。クリニャンクールの蚤の市で買った昔のリボン。
久しぶりにバラを描くので写真やカタログを見なおした。デビッド オースチン バラのハンドブック 日本語版 第一版より
花びらの形も巻き方も表情も美しい。色も微妙、陰りもある。このカタログの写真はとても参考になる。こんなに美しく描けはしないが…
マザーズパールの柄ののついた小さなナイフとフォーク。イギリスのアンティーク。
シルバー800のバラのスプーンとフォーク。アンティークなデザインだがドイツの宝石屋さんで買った。
25年前3年ほど暮らしたドイツの小さな町。帰国前に何か記念にと。 宝石屋さんでカタログの中のデザインを選び3週間ほど出来上がりを待ったと思う。ハンドメイドで両面とも美しい。そのころはクレジットカードも持たない私たちは多くは買うことができなかったが、それだけによく良く考えて買い物をしたようだ。ちゃんと磨かねば。
Hrunoumiさんとの東京でのお付き合いは3年ほどだっただろうか。小さな子が一人づづいて今で言うママ友だったのだ。結婚して3年ほどで同じなのに知り合った頃は私のように駆け出し主婦さながらでなく既に何でもできるベテラン主婦だった。家事全般だけでなくお菓子作りも、手芸も何でも。しかもバイクの免許も取り、村山御流の生け花の師匠で、しかもフラワーアレンジメントに、フルート演奏も。行動的で現実的であり芸術を好む・・・・きっと私の知らない彼女がまだあるのでは。
イメージしてデザインを決めるのは本当に難しい。
しばらくこの状態で眺めていて少しづつ仕上げていこう。