ウクライナの農民が作り続けるイースターエッグ。
ろうけつ染めのような手法、このテクニックで描くピサンキのイースターエッグ。その歴史は2000年以上とか。
会場は、東神田のチェドックザッカストア、講師は飯野夏実先生でした。参加者6名、震災後キャンセルがあったということで、ご案内いただいて参加してきました。私にとっては10日ぶりの電車に乗って都心行きとなりました。
白い卵から黄色、赤、ダークレッドに溶かした蜜蠟で模様を描きながら染めてゆきます。キストカという道具を使います。この状態の卵をろうそくの炎で蝋を溶かしながらふき取ってゆきます。どんな仕上がりでしょう。
参加者皆さんのエッグと先生のエッグです。
左が先生の卵です。やはりキストカのラインが迷いなくきれいですね。基本のラインはみな同じなのに後はそれぞれの自由なデザインなのでこんなに違う出来上がりです。右の卵のの赤い小さなバラも素敵ですね。
飯野先生の本です。薄い本なのですが先生ならではの工夫が紹介された濃い内容です。この日に染めた私の卵。持ち帰り用に紙コップの口を切った箱も良い工夫ですね。アッと言う間の3時間。とっても充実した内容のワークショップでした。
先生のご紹介です。まだお若く陶芸家。何と15歳のときにピサンキに興味を持ち、その時以来の創作だそうです。そういえばワークショップにきた方々、私とお一人を除いて、20代さんでした。ショップのお客さんは様々な年代が、お若い方も多いです。フォークアート、若い方にもたくさんファンがいる・・・とてもうれしくなりました。先生はこの春にウクライナのピサンキ美術館に行かれる予定だそうです。
甘い蜜蠟の溶ける香りに包まれて小さな卵に集中して来ました。
この本の中にも、生命の命の入れ物である卵は復活のシンボルであるにふさわしい・・・・と。
今日は雨の庭です。小鳥も来ないようで、平板の上にくるカラが載っていません。