1984年の7月、私たち家族4人は、ロシアー当時はソ連モスクワ経由でデンマークのオデンセに着いた。前日トランジットのためモスクワに一泊。空港からの送迎バスの窓は目隠しされ外を見せない。ホテルの部屋の水道の水には色がついている。翌朝、空港の銃を構えた無表情な兵士たち。飛び立ったときはホットした。オデンセは明るかった.アンデルセンの生家は記念館になっている。彼が子供のとき母に作って贈った針刺しが在った。そして、さまざまなデザインの切り絵も。器用な人だ。彼は自分の童話をテーマに紙をレースペーパーのように切り、それで野の花を包み贈り物にしたそうだ。
明るく輝く大きな太陽、野にはウサギ、空には鳥たち。さまざまなレプリカの中。私たちはこれを選んだ。これからの生活に希望をこめて。